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出力電圧リップルとは何ですか?

出力電圧リップルとは、直流電流(DC)出力電圧の交流電流(AC)成分です。 この成分は、出力コンデンサの等価直列抵抗(ESR)、出力容量での電圧降下、デューティ・サイクル、スイッチング周波数などの複数の要素の組み合わせによって生じます。 ピーク・ツー・ピーク出力電圧リップルはレール電圧の公差全体に影響するため、数多くのプロセッサ、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、SoC(System-on-Chip)のデータ・シートおよびデザイン・ガイドにおいて目標仕様とされています。 リップルをどのように測定したかによって、設計要件を満足できるかどうかが決まることもあります。

スイッチング・レギュレータのリップル電圧を小さくするにはどうすればよいですか?

スイッチング・レギュレータのリップル電圧は、式1 の様に表すことができます。 この式から、インダクタのリップル電流(ΔIL)が大きくなると、リップルが大きくなることがわかります。 インダクタのリップル電流は、負荷が必要とする電流の40%で定義されます。 従って、FPGAなどのデジタル回路が要求する電流値が増えると、リップルは大きくなります。 低電圧・大電流化が加速している現状、インダクタのリップル電流を小さくすることは出来ない為、式1 の他の項目でリップル電圧を小さくする必要があります。 スイッチング・レギュレータのリップル電圧を小さくするには 式1のインダクタのリップル電流以外の項目は、次の3つになります。 出力コンデンサの等価直列抵抗 (ESR) 出力コンデンサの容量 (Cout)

スイッチング周波数を上げるとリップルが小さくなりますか?

3 .スイッチング周波数に関しても、式1の分母に入っている為、スイッチング周波数を上げることでリップルが小さくなります。 しかし、一般的にスイッチング周波数を上げるとスイッチング損失が大きくなり効率が低下します。 そのため、効率が問題無いか確認しながら、周波数を上げる検討を行う必要があります。

スイッチング電源ってなに?

本稿でのスイッチング電源はAC/DCコンバータのことを指します。 AC/DCコンバータとは… 以下のようなスイッチング電源の基本回路を見ながら追いかけてみましょう。 入力された交流を全波整流回路で直流に変換し、その直流をスイッチング周波数で高速にON/OFFすることで高周波を作り出し、スイッチングトランスの二次側に送ります。 二次側に現れた高周波を半波整流回路で直流に変換し、このときの出力電圧を制御回路に渡してスイッチング用半導体を制御して出力電圧が規定の電圧になるように自動調整します。 (スイッチング電源について詳しくは、 スイッチング電源って、そもそもナニ? をご覧ください。 ) スイッチング電源の入力で交流電圧(100V, 50Hz等)が印加されます。 入力の交流を直接整流しています。

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